世界中で感染が拡大しているコロナウイルスですが、オーストラリア、メルボルンは実際今どんな状況なのか、私が感じた変化や人々の様子についてお伝えしていきます。
なお、このブログは2020年3月16日に更新したものです。
オーストラリアの現在の感染者数
2020年3月16日現在で世界中でコロナウイルスの感染者数が16万2600人以上、死者数が6300人以上と確認されています。
3月16日午後1時の時点でオーストラリア全体で感染者は298人です。
Location | Confirmed cases |
Australian Capital Territory | 1 |
New South Wales | 134 |
Queensland | 62 |
South Australia | 20 |
Tasmania | 6 |
Victoria | 57 |
Western Australia | 18 |
Total | 298 |
シドニーのあるニューサウスウェールズ州が一番多い134人で、メルボルンのあるビクトリア州は57人の感染が確認されました。
298人のうち27人がすでに回復し、5人が死亡とのことです。
感染者のうち151件のケースは武漢やダイアモンドプリンセスクルーズ船、イランやイタリアなどのオーストラリア国外との直接的または間接的なつながりがある事例だそうです。 (Australian Government Department of Health より)
オーストラリア政府の対応
オーストラリア政府はすでに中国本土、イタリア、韓国、イランからの入国制限措置を行っています。
そして15日、新たな措置として、海外からオーストラリアに入国するすべての渡航者に2週間の隔離措置を行うことを発表しました。
これにより、オーストラリアに入国した人は自宅やホテルなどで2週間の自主隔離が求められます。この措置はオーストラリア国籍の人にも適用されます。
また国際的なクルーズ船の入港も当面30日間は拒否されます。
オーストラリアへの旅行や留学は時期をずらしましょう。
実際の様子
様々な措置がなされるオーストラリアですが実際の街の様子はどうでしょう。
メルボルンの街の様子をお伝えしていきます。
トイレットペーパーが買えない
混乱のオーストラリアでは現在どこのスーパーでもトイレットペーパーを買うことがかなり難しくなっています。やはり原因は不安に駆られた人たちの買い占めです。
Colse やWoolworthsに行ってもトイレットペーパーを買う人は一人一個までと張り紙がしてありますし、そもそも棚が空っぽなので多分朝一とかに行かないと買えません。
実際私もトイレットペーパーが必要で、ここ一週間くらいずっといろんなお店で探していたのですが手に入らず、今日オープン時間にColseに行きましたがオープン前に店の前ですでに20人くらいの人が待っていて本当に驚きました。でも結局そこのColseには無くて、近くのWoolworthsで買いました。
トイレットペーパーのほかにはティッシュや生理用品、ハンドソープやアルコール消毒、パスタやシリアル系のものもストックとして買う人が多いの売り切れているのをよく見ます。
マスクも売っていません。(そもそも予防でマスクをつける文化がないから最初からあまり売ってないのかも?ただ、普段ならおいてある、日本の化粧品とかが売っている店でも今はマスクないです。)
コストコ激込み
コストコが激込みしているというニュースをみました。
皆買いだめに走っているんですね。
メルボルンのコストコにはオープン前から長蛇の列ができ、大量に買い溜めレジでも長い列だそう。
めちゃめちゃ人込みだから逆に感染リスク上がるんじゃ...と思いますが大量に買うのであれば圧倒的コスパだからしょうがないのかもしれないですね...。
街に人が少ない
中国からの入国制限を行い始めてからやはり街を歩く人の数が減っている印象はありました。中国人・韓国人の入国制限をしてからというもの、自分が日本人なので街にいるアジア人が圧倒的に少ないと感じます。
ただ、以前からメルボルンに滞在している留学生やワーホリ勢はたくさんいますしオージーたちも普通に仕事をして街中も歩くので閑散とした雰囲気は今のところ一切ないです。
カフェでコーヒー飲んでますし公園でごはん食べてますしショッピングもしてみんな普通に生活をしています。
そしてやはりみんなマスクは着けていません。
少しずつマスク人口増えているんですが中国人の一部の人だけっていう印象です。
図書館が閉鎖
ビクトリア州立図書館の前を通って、いつもより人が少なかったのでまさかと思い行ってみたところ「コロナウイルスの影響で少なくとも4週間閉鎖」と言われ、びっくり。
調べたところ、3月16日から少なくとも4月の13日までビクトリア州立図書館は閉鎖するそう。
市立図書館のほうも3月31日までの閉鎖が決定しており、この期間は状況により延長する可能性があるとホームページに記載がありました。
図書館は、いつも勉強している学生さんたちも多かったのでこれは仕方ないですがつらいですね。
まとめ
確実にコロナウイルスの影響が出ているオーストラリアですが、今のところ普段通りの生活は送ることができていると思います。
ただ、この国は中国本土からの入国制限などもかなり早い段階で行っていますし、15日には新たに、入国するすべての渡航者に2週間の隔離措置の方針を発表しています。
かなり決定が早く、自国を守ることを最優先に動いている印象があるので今後の対応にも注意しておかないといけないですね。
イタリアやフランスでは飲食店などを含めた多くの商店が閉鎖され、スペインでも必要最低限の外出が禁止となりました。
今後どうなるかはわかりませんがみんなで助け合っていけたらいいですね。
英語で難しいですがオーストラリア政府のホームページとかニュース見て、流れに取り残されないように頑張ります!