歯科衛生士について

歯科衛生士の専門学校は思ったより大変じゃないかも?

投稿日:2020年9月10日 更新日:

歯科衛生士になるためには大学・短大や専門学校で3~4年学び、その後国家試験に合格すれば免許を取得し晴れて歯科衛生士となるわけですが、同じ歯科衛生士の免許を取るのに大学で学ぶのと専門学校で学ぶのって何が違うのか気になりますよね。

私は歯科衛生士の専門学校に通い無事国家試験を合格して歯科衛生士になったわけですが、当時の学生生活を振り返って専門学校はどんな雰囲気なのかをお伝えしていきたいと思います。

専門学校というと忙しくて朝から夜までみっちり勉強というイメージもあるかもしれませんが実際はどうなのでしょうか?

専門学生の一日

歯科衛生士の専門学校は大学よりも一年短い3年間という期間で卒業するため、その3年の中で歯科衛生士に必要な知識や技術をみっちり学びます。

朝から夕方まで時間割が決まっていて、授業風景としては大学というより高校生活の雰囲気に近いです。専門学校は定員の人数が少なめなのでだいたいは1学年1クラスで3年間共に過ごす仲間になります。

大学に併設されていたり、大きい学校であればサークルやクラブ活動に参加できるところもあるそうですが、そういった活動自体が存在しない場合は授業のみで一日が終了ですね。

私の行った学校は歯科衛生士以外の科なども無く人数も少なかったためサークルやクラブ活動は存在しませんでした。当時は大学生がサークル活動などでいろんな出会いや楽しさがあることにかなり憧れていました…。

そこにはそこの楽しさがある

月曜から金曜まで毎日同じ時間に登校してクラスの全員同じ時間割の授業を受ける(学外実習は除く)ので、やはり多様性のある大学生活と比べると多少窮屈に感じることもあるかもしれません。

ですがそんな空間だからこそ、少しでもいつもと違う授業があると楽しく感じたりクラスの団結が強くなりお互い助け合って困難を乗り越えることができます。

専門学校は定員人数が少なめなところが多く、私の行っていた学校も1学年20人程度だったのでそれだけの人数で3年間過ごすと必然的にお互いの信頼度や団結力が高くなります。

どんなに自由度の少ない学校でもその中での楽しさは必ずあります。

長期休暇は意外とある

私も入学する前は専門学校に長期休暇なんて無いと思っていました。

もちろん大学生のように何か月もある休みではないですが、私の行っていた学校は夏休みが1か月ほどはありました(3年時にはもう少し短かった気がしますが)。そんなに長く休みがあるとは思っていなかったということもあり、1か月もあれば十分長期休暇として楽しく過ごせました。うれしい誤算でしたね。

冬休みと春休みは2週間程度の休みだったので、もっと長く休みが欲しいと思った記憶があります(笑)

やろうと思えばバイトもできる

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やるバイトの種類や環境にもよりますが専門学校に通っていてもアルバイトをすることは可能です。バイトをする時間はあります。

ただ、アルバイトをするのが難しい理由としては

  • 平日は夕方まで毎日学校なので夜~夜中にかけてのみ
  • 土日はバイト可能だが、課題があったりテスト期間中は難しい
  • 実習期間は安易にバイトできない

という感じですね。

1年生は実習も少ないので授業について行けさえすればバイトは全然できますが、2年3年になると実習が増えるので実際少し難しくなります。

2年の後半からは大学病院や診療所など、校外での実習が増えます。実習期間中は毎日レポート提出がありますし(とにかく時間かかるやつです)、バイト疲れや睡眠不足などで実習中に失敗するわけにもいかないので、よほど根性がない限りは平日のバイトはできないでしょう。

2年生を過ぎた時点でバイトをしたいと思っても、実習やテストで自由な時間が不規則に限られるのでそこまでこちらの都合に合わせてくれる融通の利くバイトを探すのは難しそうです。なのでバイトをするのであれば自由な時間の多い1年生の時点で始めておいて、2・3年時も様子をみながらつづけるのがおすすめです。慣れたバイト先なら国家試験ギリギリまで続けることも可能でしょう。

私もさすがに実習期間中と国家試験直前だけはできませんでしたが、平日は居酒屋か歯医者、土日はホテル宴会や結婚式場などでがっつりバイト人間でした。

結果専門学校で良かった

将来歯科衛生士になることを明確に決めているのであれば、若干窮屈に感じる部分のあるかもしれませんが専門学校で良いんじゃないかと思います。

少人数なところが多いので、先生も含めアットホームですし大学より学費も安いですし何より早く(3年で)社会に出られます。

歯科衛生士として歯科医院で働く場合は専門学校卒と大学卒で給料の差もないので早く歯科衛生士になって働きたい場合は専門学校をおすすめします。

少し厳しく、大変に感じることもありますがそこにはそこの楽しさがあります。私は大学には通っていないので比較はできませんが、専門学校で良かったと思っていますので、迷っている方の参考になればうれしいです。

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