歯のこと

デンタルフロスおすすめ5選【2020年:歯科衛生士が選ぶ】

投稿日:2020年5月22日 更新日:

こんにちは、歯科衛生士のあかねです!

皆さん、デンタルフロスは使用していますか?

しっかりハミガキしているから必要ない!と思っている方もいまだに多くいらっしゃるかもしれませんが実は、口腔清掃においてデンタルフロスの役割はとても重要なんです。

この記事では、なぜデンタルフロスを使った方がいいのか、また、実際にプロの現場でも使われているおすすめのデンタルフロスを5つに絞って紹介していきます!

デンタルフロスの効果

日本では成人の8割が歯周病ともいわれています。近年やや減少傾向にありますが、日本では歯科に対する意識がほかの歯科先進国と比べても著しく低いことは明らかです。

歯周病は重症化すると歯が抜け落ちてしまう恐ろしい病気ですが、歯ブラシの届かない歯の隣接部分から歯ぐきの炎症が発生し、重症化するといケースが多いのです。

実際に、歯ブラシだけでは歯の隣接面のプラーク除去率は58%程度ですが、デンタルフロスや歯間ブラシを合わせて使用したときのプラークの除去率は80~90%にまでなるという報告もあります。

プラークの除去率が上がることにより、歯周病の予防だけでなく、口臭の予防にもなります。ためしに歯と歯の間に通したフロスのにおいを嗅いでみてください。いや~な匂いがしたら、あなたは口臭があるかもしれません。

オーラルケア先進国ではフロスの使用はあたりまえ

日本におけるオーラルケアの意識は悲しいほど低いんです。

世界一の歯科予防先進国のスウェーデンでは歯科医院への定期受診率は80~90%ですが日本はたったの6%。

デンタルフロスの使用率はスウェーデンでは51.3%で二人に一人がデンタルフロスを日常的に使用しているのに対し、日本では19.4%の人しか使っていません。

昔見た外国の映画のワンシーンで、外での食事の後に、ハミガキをするという描写ではなくフロスをするという描写があったのが衝撃的でしたが、オーラルケア先進国ではそれほどまでにデンタルフロスをするというのはあたりまえのことなのでしょう。

おすすめデンタルフロス5選

ライオン DENT.EX ウルトラフロス

  • Y字ホルダータイプで初心者におすすめ

ホルダータイプは難しい操作がないのでデンタルフロス超初心者や不器用な方にはまずおすすめ。

一度使って捨てるものが多いですがこれは耐久性に優れた「テクミロン」を使用しているので歯ブラシと同じように水で洗って繰り返し使える優れもの!ライオン DENT.EX ウルトラフロス S10はこちら

REACH リーチデンタルフロス ワックス

  • 歯間に入りやすいワックス加工の定番フロス

極細繊維でワックス加工もされているので歯間にするするはいります。歯間が狭い人やデンタルフロス初心者におすすめ。フロス使ったことあるけど歯と歯の間になかなか入らなかったという経験がある方は一度これを使ってみてもいいかも!REACH(リーチ) リーチデンタルフロス ワックスはこちら

GC ルシェロ フロス ミントワックス

  • エッジの付いたくさび状の繊維がしつこいプラークをかき取る!

歯科医療総合メーカーGCのフロスは業界でも愛用者が多いんです。プラークの除去率もよく、ポップでデザイン性の良いケースが持ち歩きしやすく、女性に人気。ジーシー(GC) ルシェロ フロスはこちら

ライオン DENT.イーフロス

  • 水分でスポンジ状に膨らむエキスパンディングフロス

フロスが口腔内で唾液に触れることで、ふわふわに膨らみます。歯面に沿わせやすくなり効率的にプラークを除去できるのと、歯肉に触れても痛くない。ミントフレーバーで使用後もすっきり爽快感がのこります。色も無難な4色なので、どの色が届いても男女関係なく使えるのも◎ライオン(LION) DENT. デント イーフロス はこちら

オーラルケア フロアフロス

  • 歯周予防のための歯茎にやさしいフロス

口腔ケア商品を数多く販売しているオーラルケアのデンタルフロスです。

384本の繊維で歯間に入れると唾液と触れることによりフワッと広がり、歯肉を傷つけることなくプラークを除去してくれます。繊維の国イタリア・ミラノ製。

スタイリッシュなデザインも人気の一つ。オーラルケア フロアフロス 250mはこちら

まとめ

歯の隣接部分の汚れを落とすにはデンタルフロスの使用は本当におすすめです。

デンタルフロス超初心者の方には操作しやすいホルダータイプがおすすめですが、必要な長さを切って使うロールタイプは慣れてしまえば楽ですし、経済的です。

慣れないうちは鏡を見ながら、時間をかけてやってみてください。

日々の習慣が将来残る歯の本数に必ず影響してきます。

お口の問題は食べることに直結し、食べることは生きることです。

いつまでも健康に生きるためにオーラルケアはとっても大事なことです。

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